娘が高校のテニスの練習中に怪我をして帰って来た。足の骨にひびが入ったそうだ。かなり痛むらしく不機嫌なところ、僕が「記念に撮影させて欲しい!」と言ったので、さらに機嫌が悪くなった。でも撮影はさせてもらえたので、良かった。
娘の包帯を見ると思い出すことがある。
娘が3歳くらいだったと思うが、かなり重い髄膜炎を患った。風邪だと思って寝かせていたのに、まったく熱が下がらないので医者に連れて行ったらそう診断されて救急車で市民病院に搬送されていった。初めて身内が救急車に乗ることになった。
僕も2週間ほど会社を休んで昼間は娘に付き添った。でも、合う薬がなかなか見つからず入院は長引いた。毎日子供の細い腕に点滴の注射を打たれる姿を見るのが嫌だった。とにかく点滴を打つのは止めて欲しいと願っていた。打った場所が蒼くなっていた。僕もかなり疲れてきていたんだと思う。
まだ幼児といって良い年齢なので、点滴の針を刺した後は包帯を巻いて固定していた。ある日、そこに「アンパンマン」を書いてくれた看護婦さんがいた。娘はそれを見てから点滴を嫌がらなくなったし、僕も気持ちが癒された。そう、アンパンマンが助けてくれたのだ。
本当に助けてくれたのは、もちろん看護婦さんで、そこは感謝しきれないほど感謝している。でも、テレビの画面で活躍しているアニメキャラが本当に助けてくれるとは思わなかった。僕はこの恩を返さなくてはならないと思ってます。
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このビデオ、めちゃめちゃ観たんですよね。