僕は「さかだち」が出来なかった。運動神経がなかったからである。
そもそも何のために「さかだち」するのか・・・わからない(^^;)
そんなことするくらいなら、普通に歩いたほうが何倍も素晴らしい。
何度か「さかだち」を試みた。当たり前だが、体育の時間にも試みた。
体育の先生は僕が「さかだち」にトライする姿をみて大笑いした。
そのくらい、「さかだち」に遠いトライの仕方だったみたいだ。
僕の従弟が、よく三転倒立という芸を見せてくれた。
頭を使ってさかだちする技だ。僕は自分でやろうとは思わなかった。
冷めた目で、従弟の顔が時間の経過とともに赤くなる様子を観察していた。
しかし、「さかだち」を編み出した人は何をしたかったのだろう?
本当に不思議に思う。視界はさかさまで低くなり、走ったり出来ないし、
猛獣に襲われたらイチコロなのに「さかだち」に没頭する様は滑稽でもある。
女性にもてたいからということも考えにくい。
僕は長いこと生きているが、好きなタイプの男性像に
「さかだち」が出来る人と答える女性を知らない。多分いないのだろう。
どうして「さかだち」が脈々と人類の歴史の中で受け継がれているのだろう?
やっぱり、そこが知りたい。なぜ、生まれたかを知って吹聴したい。
きっと、「そんな馬鹿なことのためにあったのか!」となるのがオチだが・・・(笑)
なぜか、わくわくしてきた♪