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僕の頭の中~文房具ライターの秘密~

文房具ライター:猪口文啓の頭の中(考えたこと、考えていたこと、秘密にしていたことを紹介します)

「こうのとり」と「山猫」と「ドラゴン」

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僕の心は3匹の動物に支配されている。子供の頃から気がついていたが、あまり人には言わなかった。もう言っても良いかな?と思える歳になってきたので、ブログに書いておこうと思う。こういう気持ちで生きている人の参考になれば良いと考えたからだ。

 

僕が物心ついた時から付き合ってきたのは「こうのとり」だ。「しらさぎ」とか「ペリカン」なのかと思っていたけど、よくよく見てみると違っていたのだ。彼は全く動かないので、生きているのか死んでいるのかよくわからない生き物だ。

 

近くに行くと目だけがこちらを見つめている。必要な時だけバサバサと音を立てて降り立ってきて、静かにそこにいる。とってもクールに僕のことを見ている、そして何も言わない。失敗しても成功してもそこに「存在」だけしている大物だ。

 

僕の心が「こうのとり」に大きく支配されていたときは、あまり周囲と関わり合いを持たないように生きていた。楽しいこともあまりないけど、悲しいこともなかった。この頃から僕の心は全く成長していないように思う。やっかいだけど、仕方ない。

 

中学生になってから「山猫」が来るようになった。これは学校の先生が連れてきた生き物だ。「おまえ、そんなんで生きていて楽しいのか?」と、何度も言われて仕方なく空いているスペースに住まわせることにした。最初は子猫だったが、今は大人の猫だ。

 

「山猫」は見た目は猫に近いが野生の血が流れている。ときどき、どうしようもないくらい暴れたりするが、空腹に弱いので時間をかけて飼いならしていった。今はかなり「飼い猫」になったが、瞳の奥にはギラギラした怒りに近いものがある。

 

先生の言う通り周囲の人は皆「飼い猫」を飼って生きているように思う。優秀な猫もそうでない猫もいるが、基本はここにあるんだということがよくわかる。僕はそれを飼い始めたので周囲と上手に共生することが出来るようになった。先生には感謝している。

 

最後が「ドラゴン」だ。こいつも最初からいたが、「カエル」とか「トカゲ」みたいな無機質な爬虫類で存在を消していた。僕も全く気にしなかった。だけど、この生き物は色々な思考のかけらを取り込んで成長していく能力を身につけていたのだ。

 

気がついたときには「ドラゴン」だった。体調もかなり大きい。一番大きかった時は20メートルを超えていたが、最近食べるものがなかったので5メートルくらいで丸まっている。しかし顔は大きいので威圧感は抜群だ。そしてこいつは指図してくるのだ。

 

ここ10年くらいは指図通りに生きている。彼は無理難題ばかり言ってくるが、意外にすんなり出来てしまうことが多い。「出来るのか?」と思っていても、彼の潜在能力が助けてくれるのだろうか何とかなってしまう。最後にはこいつに喰われて人生を終えることになるのは目に見えている。

 

この3匹の動物が僕のすべてだ。人格の全てなのだ。

 

最近僕に近寄ってくる人は、この3匹の動物を飼っている人が多い。そういう人と話をしていると楽しい。「おまえのドラゴン大きいなぁ」とか「こうのとりじゃなくて雀じゃん」とか思いながら会話していることもある。そうやってバランスを取っているのかもしれない。