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僕の頭の中~文房具ライターの秘密~

文房具ライター:猪口文啓の頭の中(考えたこと、考えていたこと、秘密にしていたことを紹介します)

逆らえなかった話をします

思い出

「逆らえなかった」話をします。

僕は長い人生のなかで逆らえないことがよくありました。先天的に気が弱いモノですから、なかなか逆らえません。特に怒り出した女性には弱いです。早くこの嵐が通り過ぎないかなとひたすら待っているだけなのです。そんな経験をアップします。

ママレモンで頭を洗った話

その日、風呂場にシャンプーの替りに「ママレモン」が置いてあった。どう考えてもおかしいと思い母親に「おかしいよ!これで頭洗うの?」と聞いてみるとテレビ番組を見ている最中だったらしくうるさそうに僕に向かって怒鳴ってきた。

「バカ野郎!お前はいつもそれで頭洗っているだろ!」絶対におかしいと思ったが、母親に怒鳴られるのはもっと嫌だったので泣く泣く「ママレモン」で頭を洗った。あまりの辛さに途中で涙が出てきて湯船の中でもう一度泣いた。

どうしても我慢できなくて「ママレモン」をリビングに持ち込み「僕は今日これで頭を洗ったよ」と机の上に置くと、さすがに母親はびっくりしたようだ。「本当か?」と確認して、「間違えた、ゴメン」と謝ってくれた。

僕はもう許そうと思ったが母親は「ママレモンは強いから禿たら困る。もう一度風呂で頭を洗いなさい」と指示してきた。冗談じゃない、8時だよ全員集合が始まってしまうと思ったが、怒られるのが嫌なのでもう一度風呂に入った。

一番見たかったオープニングのコント仕立てのドラマを見ることが出来なくなって。もう一度風呂で泣いた。しかし食器洗いでも結構泡立つし、しっかり洗えることが分かった。でも、それ以来「ママレモン」で洗ったことはない。

(※ママレモン・・・昭和を代表する食器洗い洗剤。)

ママレモン 中 800mL

雑草を食べた話

嫁さんが餃子を作ってくれた。嫁さんの作る餃子は大抵美味い。でも、その日は違った。どうしても噛みきれないニラが混じっていたのだ。僕は懸命に噛んだが無理だったので「このニラ変じゃない?」と聞いてみた。

嫁さんはみるみる機嫌が悪くなっていって「あたしが庭でせっかく育てたニラが気に入らないの?」と凄い圧力をかけてきた。この質問に正直に答えてはいけない。「いや、違った気のせいだった。美味いよ!」と笑いながら餃子を食べた。

その次に口にいれた餃子にも同じ噛みきれないニラが混入していた。僕はあきらめてどんどん呑み込んでいった。しかし、嫁さんがひと口食べた瞬間に「あれ?ニラじゃない雑草が混じっている!」と叫んだ。

僕は懸命に雑草を噛んで呑み込んでいたのだ。食べられる雑草だったのか、何ともない。丈夫な体に産んでくれた親に感謝したい!

僕が逆らえずに失敗した話は以上です。どうです?可哀想でしょ?