僕の頭の中~文房具ライターの秘密~

文房具ライター:猪口文啓の頭の中(考えたこと、考えていたこと、秘密にしていたことを紹介します)

「君が代」を理解している人は少ないのではないか?

大相撲の最終日、優勝した力士に対しての表彰式が開催される。まずは「君が代」サッカーの国際大会が始まる前にも、まずは「君が代」。「君が代」は日本の国歌だからしかたないと思うが、もっと歌詞がわかりやすくても良いと思う。

全勝し33回目の優勝に花を飾った横綱白鵬が「君が代」を理解しているかは微妙だ。なんといってもわかりにくい!学校では「君が代」の意味を教えているのだろうか?僕は最近「君が代」の意味が分かった。

小学校の時「君が代」を覚えさせられたが音痴だった僕はあの低音で始まる歌がうまく歌えなかった。結構口パクでしのいでいた。あるとき思い切って先生に「君が代ってどういう意味ですか?」と聞いたら「まずはちゃんと歌え!」とブチ切れられた。

そもそも「君」が誰なのか教えて欲しかったのだが、それを特定することは学校の先生として難しい問題だったかも知れないし、僕が「君は天皇陛下らしいぞ、先生がそう言った」とか言いふらしても困った事態になることが想定されたのだろう。

君が代

「君が代」の意味

言葉としての意味は,天皇の治世であり,和歌史上においては,祝福を受ける人の寿命をさすが,さらに事実上の国歌として歌われた明治期以後の歌曲「君が代千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」をさす。【ブリタニカ百科事典より】

 

歌詞は10世紀初めに編纂された『古今和歌集』の短歌の一つで、1880年(明治13年)につけられた。以後、国歌として扱われるようになり、1999年(平成11年)に「国旗及び国歌に関する法律」で正式に国歌に制定された。【Wikipedia引用】

 

バジル・ホール・チェンバレンは、この日本の国歌を英語翻訳した。チェンバレンの訳を以下に引用する[2]

A thousand years of happy life be thine!
Live on, my Lord, till what are pebbles now,
By age united, to great rocks shall grow,
Whose venerable sides the moss doth line.

汝(なんじ)の治世が幸せな数千年であるように
われらが主よ、治めつづけたまえ、今は小石であるものが
時代を経て、あつまりて大いなる岩となり
神さびたその側面に苔が生(は)える日まで 【Wikipedia引用】

あなたの統治するこの世代が何千年も続きますように
小石が固まって大きな石になり、さらにはそれに苔が生えるほどの日まで
まあ2行目は長さを形容する言葉なので、1行目だけでも良いかと思います。

国歌として良いのか?

あまり大きな問題にはなっていないのか、なっているのかは知らないですが「国家」として歌うにはちょっと問題かも知れませんね。何がふさわしいのかは別議論として「君が代」の君が誰かなのかもわからない歌っていた僕にも問題がありますが・・・

試しに「君が代」の「君」って誰のことか分かる?そんな質問を娘にぶつけてみました。その答えは「やっぱり私のことじゃない?」というものでした。やっぱりちゃんとしたいなぁという気持ちがまた沸々とわいてきました(笑)